古めのWINDOWS7 第2期のi5はi7の廉価版という位置付けだった。それでも当時にしてはよく走るPCの代名詞だった。
SONYではVAIOが中をカスタマイズ注文しながら大手家電量販店でプロモーションしていたのだ。当時はまだ珍しいワンセグを搭載し、ブルーレイが書き込める機種まであり、バラエティーに富んだバリエーションがあった。
ご多聞に漏れず、自分もその一人だった。メモリーを8Gまで増設し、テレビや、仕事に使うDreamweaver や Photoshop illustratorなども割と動く方だった。何よりデジカメが爆発的に普及しだした頃だったので、当時ノートでは大きめの500GBのハード搭載モデルを購入した。
しかし、少し大きめの筐体(テンキー付きでワイド画面)ということもあり持ち歩くことはあまりなかった。持ち歩けるというだけで、持ち歩いてお客さんと打ち合わせに使えるほどのスピード感はなかった。
出張に行くとホテルに置いて客と打ち合わせしたものを部屋で展開するような作業を繰り返すだけだった。当時はそれでも十分威力を発揮したが、使っているうちにだんだんと遅くなってくるので、色々手を入れてみるが、ついに立ち上がりに10分近くかかるようになると立ち上げることもなくなってきた。「もう古くなったし、OSも今や10にアップ、捨てて買い換えるか?」と考えたが、結構な値段したという想いがあり、放置状態が続いた。(みなさんそうではないでしょうか?)
今年の八月に圧倒的なノートをAppleが発売した。そう MacBook Pro だ。最上位機種は70万越え・・・さすがにそこまでは買えないが、50万切れればなんとか投資の価値はある。と考え購入に踏み切るそのための準備として、まずはスペースの確保。いくらなんでもそれだけじゃちょっと物足りないので、4Kモニターなどを買い足す予定だ。そのための整理と、捨てられずに困っているパソコンをどうしたもんか? 「よし売ろう! ジャンクでもなんでもいいや! 」と決心したが、ちょっとでもお役に立てるのかと考えたがこの状態じゃどう考えても無理! 売れない! なので整備することにした。 まずは挙動がおかしかったメモリーを新しいものに交換した。 しかし立ち上がらないのは今に始まったことじゃない。 よし、いっそSSDに換装し、OSも10にアップして整備してから売ろう。どのくらいのパフォーマンスが出るかわからないがやってみた。
いやはや驚いた! なんじゃこのスピードは? 電源入れてから立ち上がりまで30秒ほど、ソフトもストレスなく立ち上がるし、レスポンスもいい。テレビや使えない機能ももちろんあるが、それはよしとしよう。 チェックした。え? i5ってこんなに早かったっけ? これなら今のドロー系や動画編集なども楽々いけるはず。 現代のパソコンのパフォーマンスに匹敵する。 ん? 画面が? フルハイビジョンになってるぞ? 10の影響かな? しかも綺麗に映ってるし。
まるで、壊れたキカイダー(って古いな)が敵にやられて心臓部分のパーツを換装しパワーアップしたみたいだ! 筐体以外の中のモニター部分も綺麗になっとるし!! スッゲー! ギターのジロー!
SSDも500GBまでなら手が出しやすい値段になってきたので、同じような思いをされておられる方は是非ご一考を! 新しく買うより安くていきなり生き返ります。 スイッチ オン! ワンツースリー!